牽引機!
今回は、牽引機について書きたいと思います
良く、整形外科や整骨院に牽引機って置いてありますよね
ですが、当院には牽引機は置いていません
なぜ、当院には牽引機を置いていないのか
その理由も書いて行きたいと思います
この牽引機と言うのは、首や腰の骨(脊柱)が詰まって、骨と骨の間隔が狭くなった時、引っ張ってその間隔を広げる為に作られた機械です。
では、どれ位の強さで引っ張るのか
首の場合は体重の5分の1、腰の場合は体重の3分の1と言うのが一般的です。
例えば、体重が60キロならば、首は12キロ・腰は20キロです。
この強さで「1分間引っ張って、30秒休む。また1分間引っ張って、30秒休む。」と繰り返して行きます。
治療院によって、引っ張る時間と休む時間は多少違いますが、この様に引っ張る・休む・引っ張る・休むを約10分間する治療院が多いと思います。
ですが、この強さで引っ張って、本当に「骨と骨の間隔は広がるのか」と言うと、実際には広がりません
人間の骨と骨(脊柱)の間隔を広げようと思ったら、700キロ~800キロの強さで引っ張らないと広がらないのです
もし、首や腰を700キロ~800キロの強さで引っ張ったならば、怪我をしたり、もしくは死んでしまいます。
なので、牽引機で骨の間隔を広げようと言うのは無理なのです
ですが中には「牽引機で引っ張った後、楽になった」と言う人もいます。
これは引っ張った事により、首や腰の周りの筋肉が弛緩した為で、骨の間隔が広がって治った訳ではありません。
これらの事から、当院では牽引機を置いていないのです
当院では牽引機が無くても、それに変わる治療(手技)をしていますので、首や腰を痛めた方は、1度来院されてみては如何ですか
お待ちしています。