包帯をすれば良いと言うわけではない!
今回は、以前来院された患者さんのお話を書きたいと思います
この患者さんは、1年以上前から左膝の屈伸や歩行時に体重がかかると膝の前面と内側に痛みがあり、他の接骨院に通っていたそうです。
そこでの治療は、低周波をした後少し足を揉まれ、テーピング・シップをし包帯を巻いていたそうです。
ですが、1年以上経っても痛みが変わらず、当院に来院されました。
当院にて患者さんの左膝を診た所、痛みの原因は、大腿四頭筋及び内転筋の緊張による物であり、特に膝の関節に問題は有りませんでした。
1つ問題が有るとすれば、1年以上包帯を巻いていた事により、大腿の筋肉(特に膝関節の少し上あたり)が落ちてしまっていた事です。
筋肉が落ちると痛みがなかなか引かなかったり、患部を余計に悪くしてしまうからです。
特に膝の場合、変形してしまう事も有ります。
なぜ、この接骨院で包帯を巻いたのかは、患者さんの痛みが出始めた時の状態を診ていないので分かりませんが、患部が炎症を起こし腫れている場合などには、包帯などを巻く事も必要です。
そうでない場合、包帯・サポーター・コルセットなどは、出来るだけしない方が良いと思います。
結果、この患者さんには、包帯をはずしサポーターなどもしない事、日常生活で散歩をし良く歩く事を指導して治療を続け、約3ヶ月で痛みは無くなりました。
包帯・サポーター・コルセットなどは、すれば良いと言う物では有りません。(時と場合によります。)
もし普段から包帯・サポーター・コルセットなどをしている方で「痛みが変わらない」「前より痛くなった」などと言う方がいらしたら、1度当院へ来院されてみては如何ですか?
一緒に痛みを治して行きましょう。
明日は日曜日ですが、午前診療(9時~12時30分)をしています。